デジタル教材では視覚情報量が多すぎて、情報量が少ない紙を読む場合に比べて深く考えることが難しくなる。
人間の思考は、与えられた情報を頭の中で短期記憶として並べ、それを処理している。
この短期記憶をワーキングメモリーと言うが、情報量が多いとすぐ使い切ってしまい、思考を巡らす余裕がなくなってしまう。
子供に見せるなら動画より画像、画像より絵の方がワーキングメモリーの消費量が少なくて好ましい。
例えば、授業の要点をノートに書いて後で見返す方が、授業を録画して後で見直すより主体的に考えることができる。
さらに、ノートを取ること自体が授業への集中力を高め、要点を頭の中で整理することにつながる。
リンクのたくさん付いた文章とリンクのない文章を被験者に読ませ、記憶の正確さや理解度を比較した実験をしたところ、リンクのない文章を読んだ時の方がどちらも高かった、という結果が出たそうです。
情報量は多いほどよいと思っていましたが、学習については逆なんですね。
やはり紙の上を指でなぞって文章を読みページをめくる、紙やホワイトボードに筆記具で文字や絵を書く(描く)、これがいいんですね。
眼だけで文字を追うより、指でなぞりながらの方が記憶に残る、というのは実験でも確認されているそうです。
やっぱりバーチャル(仮想)よりリアルだ。
ばってんT村でした。
・設問の回答
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(2)×
(3)×
さらっと一読しただけだと「帽子をかぶっていない子どもは、みんな女の子」の解釈を間違えそうです。
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