勘違いのことば達
2022-06-05


 前回ブログの冒頭、本屋さんの店員が「手帳」と「店長」を聞き間違えた話をしましたが、外に出ると図らずも面白い目に合うことがあります。

 私はよい意味で、犬も歩けば棒に当たる、と勝手に解釈しています。


 初めて読む人もいらっしゃると思いますので、以前ブログで書いた同じ話もあって恐縮ですが改めて私の経験を。

 言葉に関することなので、チョット参考になるかもです。


●コピーをください

 若い頃は、仕事の出張で頻繁に韓国に行っていました。

単独で電車やバス、タクシーで移動したり、街中の食堂でご飯を食べたりする機会も多かったので、最低限必要な韓国語を事前に勉強したり、現地で憶えたりしていました。


 1980〜90年代、日本に追いつけ、追い越せで韓国では日本語の勉強熱が高かった時代です。

 それもあってか、仕事先では一定の職級以上の人は日本語が問題なく話せたので業務上の会話は日本語でした。


 ある顧客の会社で打ち合わせをやっていた時のことです。使っていた資料のコピーが必要になり、近くにいた女性社員(日本語は話せない)に自分の手元の資料を指さして「コピーチュセヨ」とお願いしました。


韓国語でチュセヨ、とは「ください」の意味です。



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