五輪真弓と言えば「恋人よ」がよく知られていますが、抜群の歌唱力ですよね。
話変わって、新年会の最後に日本チームをはじめ皆で歌った坂本九の「上を向いて歩こう」ですが、時代はさらにさかのぼり1961年の曲です。
これは日本だけでなくアメリカで「SUKIYAKI」という曲名で大ヒットし、当時ビルボードヒットチャートで一位を取りました。
他人が発表した曲を歌ったり演奏することをカバーと言いますが、「SUKIYAKI」は世界中でカバーされたもっとも有名な日本の曲となりました。
契約に来日したレコード会社の社長は原題の「上を向いて歩こう」の意味が分からず、またそのままだとタイトルが長すぎるということもあり、会食した時に出たすき焼きが印象に残ったたため、それを曲名にしたと言われています。
まあ、ネーミングが安易すぎると思いますが、フジヤマと合わせ、おかげでスキヤキは昔からよく知られる日本語となりました。
英語歌詞を調べてみると、こんな内容です。オリジナルとは違い、失恋か別れの歌になっていますね。
It's all because of you
I'm feeling sad and blue
You went away
Now my life is just a rainy day and I love you so
How much you'll never know
You've gone away and left me lonely
カバーといえば、韓国の歌だと1983年頃、チョー・ヨンピルの「釜山港へ帰れ」がヒットし、日本でも日本語版で大ヒットしました。
韓国語のオリジナル歌詞は港で兄弟を待つ話なのですが、日本語歌詞では帰ってこない男を待つ女性の心情を描いたものに替えられています。
日本語はこんな歌い出しです。
椿咲く 春なのに
あなたは 帰らない
…
今でこそK-POPや韓流ドラマなどで韓国も身近になりましたが、多分1988年のソウルオリンピック前後の1980年代が小さい波ながらも最初の韓国ブームだったのではないかと思います。
NHKのテレビ、ラジオの語学講座で「ハングル講座」という名称で初めて韓国語が登場したのが1984年でした。
個人的なことですが、仕事で韓国出張が多くなったこの頃、テキストを買ってちょっとだけ独学で韓国語をかじりました。
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