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こんなものができたんだ〜ということをあるテレビ番組で知りました。
OTON GLASS(オトングラス)と言います。簡単に言いますと、メガネなのですがこれをかけると視野に入る文字を読み上げてくれるというもの。
失語症で読む能力が低下した父親のために考えたと若い開発者の方が言っていらっしゃいました。
今、スマートフォンにはメールやWEB上の文字の読み上げをやってくれる機能はあり珍しくはありませんが、これをメガネに仕込んだんですね。
メガネに内蔵された小型カメラで文字を撮り込み、これを瞬時にネットへ送って文字認識し読み上げそれをイヤーフォンで聞くというしくみ。
ネットにつながっていることが必要ですが、今はどこにでも電波は飛んでいますから問題はありません。
全盲の方が使用されているところが紹介されていました。自分宛てに来た手紙を読んだり、街中の看板や自動販売機で売られている飲料ボトルの文字を読んだりレストランのメニューを読んで注文したりと、それまでできなかったことができるという喜びを語られていました。
個人的には何よりも本が読めるのが、ほんとうに嬉しいのではと思います。
さらにすばらしいのが、外国語も読めること。英文をそのまま、あるいは翻訳して日本語で読み上げることもできます。ただ、翻訳は例の機械翻訳なのでちょっと不自然なところがありますが…
実はこれ、視覚障がい者や読字障がい者だけでなく、日本語を読みたい外国人にも役に立つのです。何せ漢字を読んでくれますからね。
日本語で書かれた表示や説明書を読んだり、各種申込み書に記入したりする場合などが想定されます。
でもそれだと日本で生活している外国人は漢字を勉強してくれなくなるかな、と思ったりもします。
ちなみにオトン(OTON)とは開発者の命名で、おとん(父親)と「音」を掛けたことばとのことです。
オトングラスで検索すればネットでどんなものかもっと知ることができますので、興味のある方はどうぞ。写真はそのWEBページからのものです。
ばってんT村でした。
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